オーバーナイト法はパンを一晩冷蔵で寝かせる低温長時間発酵【やり方・注意点・レシピ・捏ねないパン作りへの応用まで徹底解説】

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パン作りに挑戦したいけど、大変そう、むずかしそう、時間がかかりそう!と思っている方におすすめ、生地を一晩寝かせるだけで簡単においしいパンが焼ける「オーバーナイト法」についてやさしく解説します(低温長時間発酵とも言います)。

手軽にもっちりふわふわの焼きたてパンが作れるので、特にこれからパン作りをはじめたい方や、初心者の方におすすめの製法です!

パン屋さんでも、食感・味・時短などメリットが多い製法なので、ほぼどこのお店でも取り入れられています。

そして、オーバーナイト法の手順はとてもシンプル!前日に生地を仕込み、一晩冷蔵で発酵させてから焼きます。

本記事では、パン屋での経験をもとに、オーバーナイト法とは何か?具体的なやり方、メリット、注意点、コツ、今流行りの”捏ねない”パンへの応用、そしてインスタで反響があったレシピまで、オーバーナイト法について徹底解説しています。

本記事は、こんな方におすすめです:

  • パン作りは捏ねるのが大変そう!
  • パンを作る時間がない!
  • 休日の朝食に焼きたてパンを食べたい!
  • 今流行りの”捏ねない”パンとオーバーナイト法の関係について知りたい!

パン屋ではメジャーな製法ですが、おうちのパン作りでもこの製法を取り入れることで、次のような効果が期待できます:

  1. 生地は寝ている間に発酵させるので、しっかり捏ねなくてもOK簡単
  2. 2日に工程を分けているので、仕事や家事の合間にさっと作れる
  3. 老化が遅い日持ちのよいパンを焼ける

それでは、さっそく見ていきましょう!

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目次

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オーバーナイト法とは

「オーバーナイト法」とはその名のとおり、生地を一晩、低温で寝かせて発酵させる製法です。「低温長時間発酵」とも言います。

この製法では、パン作りの工程を1日目と2日目に分けて行います。

通常6~8時間かかるパン作りの作業を、2日間に分けて行うので、まとまった時間がなくても手作りパンが焼けます!

わたしも普段は、仕事が終わった夕方に作り始め、翌朝焼いてちょっと遅めの朝食やブランチで焼きたてを食べています!

特に日中仕事で家にいない方や、忙しい主婦の方にはおすすめです!

それでは、具体的なやり方をみていきましょう!

オーバーナイト法のやり方と時間

1日目に生地を捏ねて1次発酵を少しさせてから一晩冷蔵し、翌日冷蔵庫から出して分割からはじめます。

■ 1日目(仕込み&発酵)

1.生地を捏ねる
2.~60分ほど一発酵をとり、分割する
3.冷蔵庫で一晩発酵させる(8時間~)

冷蔵庫での発酵時間は8時間以上とるのがおすすめです!

 2日目(成形&焼成):

1.常温に戻す(30分~60分)
2.成形して最終発酵(60~120分)
3.焼成

1日目の作業時間が約1時間30分、2日目の作業時間が約3時間ほどです。作る生地や作る量によって多少前後します!

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オーバーナイト法に向いてるパン・向いてないパン

基本的にどんな生地でもこの製法は応用できます。食パン、菓子生地、ブリオッシュなどなど。

ですが、ライ麦パンのようにライ麦の性質上、長時間発酵に向いていないパンのオーバーナイトは避けてください(詳細は第3-8章にて後述)。

もともとは、フランスで「おいしいバゲットを、労働時間8時間以内でおいしくやく」とい目的で編み出された製法なので、バゲットやリュスティックなど、ハード系を焼いてみるのがおすすめです。(オーバーナイト製法の背景について、詳しく知りたい方は、本記事最後をみてくださいね)

オーバーナイト法のおすすめポイント

オーバーバイト法は、次のようなメリットがたくさんある製法なので、特に初心者や時間がない方におすすめです:

  1. 水和が進んでしっとりする
  2. 粉の風味があじわえる
  3. しっかり捏ねなくてもOK
  4. すきま時間にさっと作れる
  5. 朝に焼きたてパンが食べられる


上記のそれぞれのメリットについて、詳しく解説していきます:

水和が進んでしっとりする

水和とは、小麦粉の芯まで水分が浸透している状態です。これにより、パンがしっとりし、長持ちする老化しにくいパンができます。

また小麦粉の水が浸透することで、パンの骨格となるグルテンもじっくり生成されます。グルテンのつながりが強化されることで、よりきめ細かでソフトなパンに仕上がります。朝食べたい食パンやロールパンを作るのにはもってこいの製法です。

粉の甘味と風味が増す

小麦粉には、自身のでんぷんを糖分に分解する酵素(アミラーゼ)があります。

じっくり発酵させることで生地内の糖分が増え、粉の甘味や風味があじわえるパンになります。

また、パン酵母が発酵活動で生成するアルコールや、その他の酵素や菌(乳酸菌・酢酸菌など)の働きで、芳醇なパンになります。

しっかり捏ねなくてもOK【おうちパン作り向け】

前日に仕込んだ生地は、低温でじっくり発酵させることで生地に伸展性と弾力が自然にでます。なので、仕込みの段階で、しっかりグルテン膜がうすくなるまで、捏ねなくてもOKです。

翌朝には、なめらかな膜がしっかりできているので、楽しみにしながら寝てください:)

※補足:パン屋ではオーバーバイト法で作る場合でも、グルテン膜を作ってから低温発酵に入りますが、ご家庭で少量の生地を作る場合には、仕込みの段階でグルテン膜がうすくなくても問題ありません。

すきま時間にさっと作れる

通常6時間~かかるパン作りの工程を、2日間に分けて作るので、仕事帰りや家事の合間にさっと作ることができます。

おすすめなのは、お休みの前日(夜でもOK)に生地を仕込んで、翌朝焼いて朝食やブランチで焼きたてを食べることです。

朝に焼きたてパンが食べられる

生地を仕込んだ翌朝には、生地を成形して焼成できるので、HB(ホームベーカリー)がなくても、午前中に焼きたてパンを食べられます。

おまけに、自分好みで具材をトッピングしたり、好きなサイズや形に作れてアレンジは自由自在。休日の朝、家にいながら焼きたてパンを食べるのは最高の贅沢です!

ポイントと注意点

オーバーバイト法で作るさいは、下記のポイントを必ずおさえます。そうすることで、失敗せずによりおいしいパンが焼けます:

  1. イースト(パン酵母)の量はストレート法の1/3にする
  2. たんぱく質量が少なめの小麦粉を使う
  3. 生地は発酵から12~48時間で焼成する
  4. 冷蔵の温度は5~9℃にする
  5. 翌日は生地を必ず「復温」させる
  6. ライ麦パンはオーバーナイト法に向いていない
  7. 生地はしっかり密閉させてから冷蔵する


それぞれのポイントと注意点について詳しく見ていきましょう:

イーストの量はストレート法の1/3~1/2にする

発酵時間がストレート法※の何倍も長くなるので、ストレート法のレシピをオーバーナイト法で作る場合は、レシピのイースト量を1/3程度にします。他の材料の分量はそのままでOKです。

※ストレート法: 1日で仕込みから焼成まで完結させる基本的な製法

小麦粉のたんぱく質量に注意する・”捏ねない”パンを作る場合は注意

オーバーナイト法は、生地を一晩休ませることで生地内のグルテンをしっかり生成します。

そのため、たんぱく質量が多い超強力粉で作ると、焼き上がりのパンのひきが強くなりやすいです。

なので、超強力粉を利用している場合は、粉を強力粉へ変更するとよいです。あえてたんぱく質量が多い小麦粉を選んで利用する必要はありません。

作るパンの種類にもよりますが、食パンなら強力粉、菓子生地なら強力粉か、強力粉+準強力粉をブレンドするとひきをやわらげ、ソフトなパンに仕上げることができます。準強力粉がない場合は、強力粉+薄力粉~30%で生地を作ります。

ただし、今流行っている”捏ねない”パンを作る場合は、強力粉で作るのがおすすめです

通常パンの骨格となるグルテンは捏ねて作りますが、“捏ねない”パンは、「グルテンは休ませている間にも生成される」という特徴を利用して生地をつなげていきます

そのため、捏ねる工程でのグルテン結合が通常のパン作りの工程よりも少なくなるため、ふっくらしたパンを作りたい場合は強力を使ったほうがよいと思います。

ハード系のパンの場合は準強力粉を使います。

参考までにおすすめの粉を下記にてご紹介します:

  • 日清製粉「カメリヤ」(強力粉)

    初心者でも使いやすい定番の小麦粉。食パン、菓子パン、総菜パンと幅広く利用可能です。
    ※「スーパーカメリヤ」という小麦粉もあるので、ご購入の際は商品名の確認をお願いします。「スーパーカメリヤ」のほうが灰分が少ないため、より白いパンが焼けます。
  • 日清製粉「リスドオル」(準強力粉)

    ハード系のパンや、フォカッチャを作るなら特におすすめの粉です。くせがないので、初心者でも安心して定番のパンを作れます。
  • 日清製粉「フラワー」(薄力粉)

    こちらも、パン作りはもちろん、普段の料理でも使える便利な小麦粉。準強力粉がない方は、強力粉に混ぜて使うと、生地のひきを抑えることができます。

砂糖は+3%増やす

発酵時間が長くなる分、パン酵母はより多くと糖分を消費します。

糖分が消費されすぎた生地は、焼き色が付きにくくなるなどの影響がでるので、ストレート法のレシピをオーバーナイトに変換する場合は、ベーカーズパーセントで砂糖を3%増やして仕込みます(粉100gに対して砂糖を3%にする)。

※目安としては、食パンでトータル10%ほどです。

生地は発酵から12~48時間で焼成する

生地は最低でも8時間は発酵させます。

また、パン酵母の活性具合や生地の衛生面を考慮し、48時間以内には焼成しましょう

冷蔵の温度は5~9℃にする

4℃で、パン酵母は休眠モードに入り、発酵活動がストップします。

また、10℃以上だと発酵しすぎてしまいます。

ご家庭で作る場合は、野菜室で発酵させるのがおすすめです

また、生地量が多い場合は、小分けにして冷蔵すると、生地の温度が早く下がるので、発酵スピードをゆるやかにできます。

※夏場などは発酵が進みやすい季節は、5℃で(冷蔵庫で)冷蔵するのが理想です。

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翌日は生地を必ず「復温」させる

「復温(ふくおん)」とは、冷蔵や冷蔵させた生地を常温にもどす作業のことです。

必ず、室温でゆるやかに温度をもどしましょう。前日に仕込んだ生地を、小分けにして冷蔵した場合は、(時期にもよりますが)40分くらいで、比較的早く温度がもどります。

★復温がきちんとできたかの見極めですが、生地の温度が常温~「やや冷たいかな」くらいになったらOKです。温度計がある方は、中心温度が15℃になっていればOKです。

ちなみに、常温で復温をさせないと、次のような失敗につながります:

  1. 生地表面と内部の発酵がちぐはぐになる

    温かい温度帯で、急激に生地温を上げると、生地表面の温度のみが上がります。すると、生地表面にいるパン酵母だけが活性化され、発酵活動を開始します。

    一方、生地内部のパン酵母は、まだ休眠状態にあり、活性が弱いままなので、生地全体の発酵のバランスが崩れます。焼き上がりのパン表面に、火ぶくれができたり、焼きムラの原因になるので、要注意です。

  2. 作業性がわるくきれいに成形できない

    生地表面は温度の上昇で結露し、とても作業性がわるくなります。べたべたして成形がしづらく、また、生地内部との温度差で生地が素直に伸びません。(生地中心が冷たいままだと、伸びません)

  3. 火ぶくれ、フィッシュアイになる

    火ぶくれ・フィッシュアイとは、写真のように、パンの表面のぶつぶつのことを言います。冷蔵・冷凍させた生地によくみられる現象です。



    原因はいくつかありますが、復温をきちんと行わない場合に起きること多いです。

    前述の①で記載の通り、生地表面のパン酵母の発酵活動がより促進され、生地表面で大量の炭酸ガスが発生します。

    このガスが、生地表面にどんどんたまり、ガスを保持するグルテン膜が保持しきれずに裂けて、このような気泡のぶつぶつができると考えられます。

    風船(グルテン)に空気(炭酸ガス)を入れすぎると、風船が破裂してしまうようなイメージです。

これでは、せっかく一晩かけて作った生地が台無しになるので、きちんと復温をさせましょう。

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生地はしっかり密閉させてから冷蔵する

生地はタッパーなどの密閉容器に入れるか、しっかりラップをしてから冷蔵しましょう。

密閉しないと、冷蔵庫の冷気が生地にあたってしまい、乾燥してしまいます。

生地の表が硬く、カピカピになり、その部分は「異物」になってしまいます。また、雑菌や臭いもついてしまうので、しっかり密閉しましょう。

生地だけど、「異物混入」

上記で少し触れましたが、乾燥した生地の表面は硬くひび割れた状態になります。この状態のまま、分割、丸め、成形へと進んでしまうと、乾燥した硬い生地が生地内部にはいってしまいます。

焼成後も、このカピカピした生地はパンの中にのこってしまいます。もともとは生地ですが、こうなってしまうと「異物混入」になります。いくら生地とはいえ、パンを食べた人にとっては「異物」なので、気を付けましょう!

ライ麦パンはオーバーナイト法に向いていない

ライ麦の配合量が多いパンのオーバーナイトは、おすすめできません。経験則になってしまいますが、ライ麦の配合量がベーカーズパーセントで10%までなら一晩寝かせてもおいしくいただけます。

長時間発酵の1つのメリットは、グルテンのつながりが強化され、もっちり食感ができることです。
しかし、ライ麦はそもそも、グルテンを含んでいないので、長時間発酵させても、この効果は得られません

またライ麦は、酸味の原因となる乳酸菌と酢酸菌が含まれています。
ライ麦パンを長時間発酵させてしまうと、かなりすっぱく雑味のあるパンに仕上がってしまいます

ライ麦パンは、スピード勝負

ライ麦パンの工程ってスピード感がありますよね。仕込み、分割、成型の間の発酵時間は20~30分ほど。発酵というよりは、休憩時間をはさんで、工程をどんどん進めていきます。

これは、ライ麦粉特有の酸味(乳酸菌と酢酸菌由来)が、過度にでてしまうのを防ぐためです。また、ライ麦にはグルテンがないので生地がダレやすいので、どんどん工程を進めていきます。

オーバーナイト法のレシピ

初心者向けパウンド型で作るミニ食パン

特に初心者の方におすすめな、毎日食べられる飽きのこない食パンです。中はもちっと、外はザクザクザクザクしています。

インスタ(@yumika_bread)のフォロワーの方も作ってくれました!

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ふわふわブリオッシュ生地

オーバーナイト法を活用した、ブリオッシュ生地です!
概要は次の通りですが、下記リンクにて作り方の詳細を写真たっぷりでご紹介しています。

バターたっぷりのふわふわ生地で、冷やしてもおいしいので、マリトッツォはもちろん、トロぺジェンヌというクリームをブリオッシュ生地でサンドしたお菓子にしてもおいしいです。アレンジは色々、ぜひ参考にしてくださいね! 

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さいごに…オーバーナイト法の雑学と背景

本記事では、初心者でも、まとまった時間がなくても、簡単に手作りパンが焼ける、オーバーバイト法についてご紹介しました。ちなみ、オーバーナイト法という製法は、パンの国はフランスで誕生しました:

オーバーバイト法は、昔フランスで労働法が改正され、パン屋が8時間しか働けなくなった時代に編み出された製法です。

8時間労働になった直後は、パン屋はバゲットの発酵時間を、従来よりもかなり短くして作っていました。しかし、これがどうもおいしくない。長時間発酵させたいが、8時間ではとても時間が足りない。今まで長時間かけて発酵させ、芳醇な香りを出していたバゲットを、短い労働時間内でおいしく作るにはどうしたらよいのか?

そこで、前日に生地を仕込み、一晩発酵させ、朝一で朝食に間に合うよう焼くことを、思いついたのです。オーバーナイト法は、おいしいバゲットを焼きたいという、当時のパン職人たちの工夫によって編み出された製法なのです。

限られた時間の中でも、おいしいパンを焼けるオーバーバイト法。ぜひお試しくださいね!それでは、今日もパン作り楽しんでください:)

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コメントお待ちしてます!

コメント一覧 (8件)

  • こんにちは。
    こちらのサイトやインスタ、よく拝見させて頂いています。
    私も元パン屋で、6年間働いていました。
    結婚を機に退職し、パンを作る気は全くなかったのですが(大変なのがわかっているので)長引くコロナ禍で、子供も学校が休校になったり家族と過ごす時間が増える中、作ってみる気になり、週2、3回ぐらいのペースで作ってます。家族にも好評です。
    元から手捏ねが好きですが、昔肩を痛めたこともあり、流行りの捏ねないパンのやり方で作っていますが、それでもオーバーナイト法は便利ですね。
    私は近畿の雪の多い地方に住んでいるのですが、冬~今の時期、夕飯の用意と平行して仕込みをして、そのまま室温かぬるま湯で湯煎発酵。途中何度か混ぜる+休ませるを繰り返して、2~3時間して生地が2倍になったら、ガス抜きをして冷蔵庫に入れてます。
    翌日の復温にいつも時間がかかっていて、特に食パンなら二斤分です。
    生地を平たくしたり、分割したりしてキャンバス地に挟み、その上からブランケットを被せているのですが、なかなか時間がかかります。
    湯煎で復温させることは可能ですか?
    また、その場合、生地温度を何度くらいに回復させてからが可能でしょうか?
    長文失礼しました。これからも楽しみにしています。

  • はじめまして。
    いつも参考にさせていただいています。
    オーバーナイトの場合、『レシピのイースト量を1/3程度にします。他の材料の分量はそのままでOKです。』とありますが、それでも砂糖だけは3%増やすのでしょうか?

    • りんごジャムさん、はじめまして!当ブログを参考にしていただいてるとのこと、ありがとうございます。さとうについては、3%ほど増やすと発酵が安定します。オーバーナイト法の場合、発酵時間が長いので、パン酵母がより多くの糖分を消費します。発酵途中で糖分不足にならないためにも、3%を目安に増やしてみてください。

  • こんにちは。質問したいのですが、天然酵母のパンでのオーバーナイトでも注意点は同じなんでしょうか?砂糖を多めにするとか、酵母を少なくするとかです。

    • こんにちは、コメントありがとうございます。基本的に同じ注意点で作っていただけたらよいかと思いますが、イーストと比較していわゆる天然酵母(りんごや穀物などで作った自家製の酵母種)は発酵力が低い場合がほとんどなので、酵母をどの程度減らすかは、何度かつくって調整いただけたらと思います(自家製の酵母種は種類や育て方で発酵力が変動します故)。

  • 大変勉強になります!
    質問ですが、オートリーズ中の温度は気にしなくても大丈夫なのでしょうか。
    プロの方が、オートリーズを長く取るために、塩を添加し、一晩休ませているとの動画を観ました。
    私も3時間程ですが、長めに取った時、その後に入れる元種がなかなか混ざらなくて焼き上がりも綺麗ではありませんでした。
    タンパク質分解酵素的なものは入れてないのですが…

    • こんにちは、コメントありがとうございます。オートリーズは20分前後でその効果がでるので、真冬や真夏など室内の温度が極端にさむかったり暑かったりしなければ、常温でとって大丈夫だと思います。何時間も置くのであれば、元種などの酵母を混ぜてから一晩休ませるオーバーナイト法の方が作りやすいと思います。その方法なら、元種がなじまない問題も解消されると思います(また、元種とパン生地のかたさがあまりにも違うと混ざりにくいので、手ごねだとなじませるのが大変かもしれませんね)。参考になれば幸いです。

  • わかりやすい記事ありがとうございます!

    ハードパンの発酵時間について教えてください。

    ルスティック系が大好きでオーバーナイト法を今までは定番の12‐18時間で1時発酵させていただのですが、最近、たまたま48時間、冷蔵発酵してしまったところ、今までにない噛み応え、ひき、気泡ができて、最高のルスティックに。加水率は75%くらいです。ややダレ気味ですが、とても好みのものとなりました。

    18時間以降、生地に何が起きているのでしょうか?なお、ハードパンの長期発酵時間のベストタイミング、どのようにお考えでしょうか。48時間発酵でもダレ防止は可能でしょうか。

    アドバイスよろしくお願い致します。

川野睦弘 へ返信する コメントをキャンセル

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