カレー粉をふんだんに生地に練り込んで作る、食欲そそるカレーチーズオニオンブレッドです!
普通のカレーパンは中身のルーを作るので大変ですが、カレー粉を生地に練りこめば簡単にカレーのパンを作れます。
ついついあまりがちなカレー粉も消費できるお手軽レシピです。
パウンド型で大きく豪快に焼くので、スライスしたときの黄色い断面もきれいで食欲をそそります!
成形は生地を四角くのばして三つ編みをしていくのですが、生地をめんぼうできれいに伸ばすコツもレシピ中でお伝えしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、さっそく作っていきましょう!
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パンの特徴
- 生地にカレー粉が練り込んであるので、1口目からカレー味。どこを食べてもカレー味。
- 捏ねるのが苦手な方でも安心。まとまりやすい生地です。
- 見た目や断面も映える黄色なので、お土産やホームパーティーにぴったり。
- ややピリ辛で具材たっぷりなので、辛いのが苦手な方やお子さんでもパクパク食べられる味
- カレー粉の生地はどんな食材とも相性ばつぐんなので、アイデア次第でアレンジ自在!
材料
- 焼き上がり:
18㎝のパウンド型×1 - 生地の総カロリー:
1本(生地のみ)で約810kcal
1本(生地+フィリング)で約1,130kcal - 作業時間目安:
1日目4時間30分~
※季節による - 道具:パウンド型、量り、ボール、カード、めんぼう、霧吹き、(あれば温度計)
- 本レシピ製作日の気象条件:
8月 22℃ 💧90% 雨 - 製作日の捏ね上げ温度:
27.7℃
材料 | 分量(g) | BP(%)※ |
---|---|---|
強力粉 | 180 | 100 |
水 | 115 | 64 |
イースト※※ | 1.3 | 0.7 |
塩 | 3.6 | 2 |
グラニュー糖 | 12.6 | 7 |
カレー粉※※※ | 4.3 | 2.4 |
オリーブオイル | 9 | 5 |
総重量: | 326.4g | |
★具材 | ||
玉ねぎ | 1/2 | |
マヨネーズ | 15g | |
とろけるチーズ | 60g |
※※イーストは、インスタントドライイーストを使用
※※※カレー粉は、S&Bカレー粉を使用
【参考】今回使用した材料はこちらです。
作り方
作り方の全体像は次のとおりです!
それでは、作り方の詳細を見ていきましょう!
粉と水をあわせて生地を20分休ませる(オートリーズ)
① 強力粉と水をボールに入れ、粉けがなくなるまでカードでさっくり混ぜたら生地を20分やすませます(この工程をオートリーズと言います)
■ オートリーズとグルテンについて
パン生地の伸びと弾力のもとであり、パンの骨格となるグルテンは生地を捏ねることで作られます。なので、しっかり捏ねることで、生地がだんだん伸びるようになります。
でも、実はグルテンは休ませているときにも形成されるのです。
手ごねをする前にオートリーズを取ると生地がまとまりやすくなるので、手ごね作業がらくになります。
20分経つと、生地はこのように伸びるようになります。
生地をこねる
② 生地を作業台の上に出し、イースト、塩、砂糖、カレー粉を練り込むように3分ほど捏ねます。
③ なじんだら、オリーブオイルを2回に分けて加える。
最初はカードで切るようになじませ、ある程度まとまってきたら練るように5分程こねます。
④ なじんだら、生地を10分たたき捏ねします。
生地を高い位置まで持ち上げ、台に叩きつけます。叩きつけた生地は1回たたみ、また高い位置まで持ち上げて叩きながら捏ねます。
表面がなめらかになり、グルテンがしっかりしてればOKです。
■ グルテンチェックについて
グルテンチェックをするさいは、たくさんの生地を両手で持って、ゆっくり広げながらチェックします。
捏ね立ての生地はひきしまっているので、数分おいてからチェックすると膜をチェックしやすくなります。
1次発酵
⑤ 捏ねあがった生地は、ボールに入れて1時間、常温ないしレンジの発酵気候を使って発酵させます。
<1時間後の生地>
フィンガーテストをして上記のようになればOKです。
1次発酵中に具材を準備する
⑥ 玉ねぎをスライスし、レンジで1分半~2分しなしなになるまで温める。
キッチンペーパーで水気をきりながら冷ます。
パンチ/分割で四角く整える
⑦ 下記の手順で、生地をパンチしつつ四角く整えます。
※ 2本分以上作る場合は、このタイミングで生地を分割します。
<作業台に生地を出し、きれいな表面を上にし大きいガスを抜く>
<生地をひっくり返してべたつくほうを上にする>
<生地の左1/3を中心にたたむ>
<生地の右1/3を中心にたたむ>
<生地を縦向きにし、手前生地を2回奥へたたむ>
成形では生地を四角く伸ばしていくので、パンチの時に生地を四角く整えてあげることが重要です。
ベンチタイム
⑧ 15分生地を休ませます。
生地を押して、指の跡がのこれば成形をします。
成形(四角のばし→三つ編み)
⑨ 生地を手でたたいて大きなガスを抜きつつ、生地を平にします。
⑩ めんぼうを縦におき、中心から外側へ向かって生地をのばしていく。
■ 四角伸ばすのコツ:粉を使い過ぎない!
生地がきれいに伸びるには、生地と作業台が生地の粘着力で多少くっついていることが重要です。
生地と作業台の間に粉をふりすぎてしまうと、生地がすべって伸びません。
生地の表面には十分な粉をふって、めんぼうと生地がくっつかないようにします。
生地のべたつきや粘着力を粉でうまく調整することで、きれいな成形ができます
⑪ つぎに、めんぼうを横におき、中心から外側へ伸ばしていきます。
⑫ めんぼうをななめに持ち替え、中心から角へ向かって伸ばしていくと四角になります。
幅は型よりも少し大きめ、長さはカードの1.5倍くらいにします。
■ 四角伸ばすのコツ:生地の一番はしっこは伸ばさないこと
端っこまでめんぼうを転がすと、端っこの生地だけめんぼうで潰れて薄くなり、べたべたになり、きれいに成形できません。
また、端っこの生地をのこすことで、生地の四隅に生地が厚くのこります。
この生地を中心から角へ向かって伸ばしていくことで、角がきちんとある四角になるのです。
⑬ 伸ばした生地をひっくり返して、べたべたした面を上にします。
マヨネーズ、玉ねぎ、チーズ、コショウの順番で生地の上に均等に散らしていきます。
このとき、生地の下にのりしろを残しておいてください。
⑭ 生地を上からくるくる巻いていきます。
まいてる途中で数回生地をきゅっと絞めてあげると、パン生地と具材が密着し三つ編みしやすくなります。
⑮ まき終わりををしっかり閉じます。横もしっかり閉じます。
⑯ とじ目を下にして生地を縦におき、3等分に切ります。
生地を20分ほど冷蔵で冷やしてからカットすると、切りやすく、成形しやすくなります。
⑰ 生地を三つ編みし、とじ目をしっかり密着させます。クッキングシートを敷いたパウンド型に生地をいれ、形を整えます。
2次発酵(最終発酵)
⑫ 約60分発酵させます。オーブンの発酵機能(30℃)を利用するか、温かいところで発酵させてください。
<発酵後の生地>
発酵終了の目安は、指で生地を押して指の跡がのこる程度。
ふわっとして、型からすこし頭が出るくらいまで発酵すれば大丈夫です。
※発酵終了にあわせてオーブンは200℃に予熱します。
【重要!】予熱は天板ごと予熱します!
そうすることで、生地の底と横にも火が入りやすくなり、きれいな焼き色が付きます
焼成
⑪ 生地に霧吹きをし、190℃で40分ほど焼きます。
25分経過した時点で焼き色が濃くなりそうだったら、アルミホイルを上にかぶせてあげてください。
⑫ 焼き上がったら型を台の上にコンコンとたたいてショックを与えてから、型からはずします。
こうすることで、腰折れと言い、焼き上がりのパンがしぼんだり、しわになるのを防ぐことができます。
子供から大人まで大好きなカレー味
みんなでスライスしてわいわい食べられるパンです。カレー、チーズ、マヨ、玉ねぎの組み合わせは間違いないです!
上のチーズが香ばしく、カレー味と中のしっとりした玉ねぎの風味が食欲をそそります。
生地はマヨネーズとチーズが巻き込んであるので、翌朝もしっとりいただけます。
保存方法
翌日まではラップをして常温でも大丈夫です。
それ以降は、スライスして1枚ずつラップをして冷凍保存してください。
解凍は自然解凍ではなく、そのままオーブンへ入れてこんがり焼いていただきます。玉ねぎの水分があるので、レンチンよりオーブン加熱のほうがおすすめです。
カレー粉生地はアレンジいろいろ
今回はパウンド型で焼きましたが、小さく分割してベーコンエピにしたり、ホワイトソースやポテサラをのせた総菜パンにしてもぜっぴんです!
カレーはどんな具材とも相性がいいので、アレンジは無限。
アレンジ案は下記の記事でご紹介してるので、あわせて見てくださいね!

それでは、今日もパン作りたのしんでください!
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